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[ ニュース ] 2013年02月07日

 

マンダリンオリエンタル東京 マンダリンバー  堀田 実希

 
 2012年12月2日桃園職業訓練中心という職業訓練学校にて2012ゴールデンカップカクテルコンペティションが開催され、PBOからは4名の選手が参加いたしました。 
 初めて海外でのカクテルコンペティションの出場という事もあり、不安もありましたが、過去に台北でのカクテルコンペティションを経験された先輩方に助言して頂き、当日は自信をもって出場する事ができました。ネーミングは分かりやすくシンプルに、信頼性をアピールする為にメジャーカップを使用した方がいい、海外選手の真似ではなく日本人らしい演技をするように等のアドバイスを頂きました。氷は日本の製氷機でつくるキューブアイスよりも一回りほど小さいサイズと聞いていましたので、練習の際は大きめのクラッシュアイスを使い、シェイカーに氷を入れる時は小さめのアイススコップを使うようにしました。
 大会当日、2012年10月8日に行われた横濱インターナショナルコンペティションへ出場されていた台北の選手と再会することができ、嬉しく思いました。頑張って!と声援を頂き、とても勇気づけられました。大会はカクテルコンペティションだけではなく、フルーツカッティングの競技やナフキンを折る競技等、様々な種目を学生達が行っておりました。皆さんプロのような手つきで素晴らしかったです。印象的だったのは表彰式が終わって会場の片付けが始まりだした頃、台湾のフレアーの学生達が自分の技の見せ合いで遊んでいるのを見た事でした。どうやら技を見せ合って、負けた方が腕立て伏せを数回やるというルールのようでした。彼らを眺めていると本当にフレアーが好きなんだと思い、改めて私も好きなバーテンダーという仕事を頑張っていこうと思いました。
 大会の次の日はKAVALANウィスキー蒸留所へ連れて行って頂いたり観光に連れて行って頂いたりと台北バーテンダー協会の役員の方達にとても良くして頂き感謝しております。そして、お世話になりましたPBO委員の皆様、助言して頂いた先輩、応援して頂いた皆様に心から感謝しております。ありがとうございました。
 
 

カクテルバー マルソウ  澤木 良太

 今回私は、辞退による欠員の為、次点で台湾へ行かせていただきました。
諸先輩方のお話で聞いてはおりましたが、あちらの学生の方々のレベルの高さに大変驚かされました。バーテンダーとしての基礎の高さは勿論のこと、ホスピタリティや魅せる意識の高さ、そして何よりそれら物事に対する情熱を感じました。現在、プロとして働かせて頂いている自覚、日々の鍛練の重要性、そしてさらなる向上心の必要性を痛感させられた思いです。
 来年度の大会には次点ではなく、実力で台湾へ出場出来るよう、精進して行く所存です。
 最後になりましたが、現地で引率をしていただきましたエグゼクティブの宮内様、国際局長の長友様、国内で様々な手配をしていただいた委員の皆様には大変お世話になりましたことを、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 
 

BAR TENDERLY  渡邊 優

 私は前回大会に引き続き2度目の出場をさせていただきました。会場は前回のホテルとは違い職業専門学校の体育館のような場所でした。
とても広い会場でデコレーション等のフルーツを仕込む場所も設置いただいてとてもやりやすかったです。氷はクラッシュアイスをちょっと大きくしたぐらい、前回と同じぐらいでトングよりもスコップのほうがやりやすそうな印象でした。
 台北バーテンダー協会の方々はとても親切で私達がストレスを感じない為に御尽力戴いているのをとても感じたのですが、英語力のなさから御礼の言葉をうまく伝えられなくて、日常会話ぐらいは勉強しなくては・・・。
 今回、入賞はなりませんでしたが台湾選手のホスピタリティ溢れるレベルの高い演技や台湾のバーシーンを見れたことはとても良い刺激になりました。
 最後になりましたが、お世話になりましたPBO委員の皆様に心から感謝しております。有難うございました。
 
 

永楽倶楽部  鈴木 和行

 今回は一つの会場であらゆる競技が同時進行していく飲料総合コンテストでした。
 台湾の選手達の大会に懸ける想いはとても熱く、会場内には試技が上手く行き満面の笑顔の選手や失敗し泣き崩れている選手など、どの選手も気持ちのこもった表情がとても印象的でした。
 舞台上での試技の美しさに魅了され、話を聞くとまだ十代の選手達も多く参加しているとの事、改めて日々の努力の大切さを痛感しました。また、日本の「スズキ」という苗字に慣れているおかげか「スズゥキさん、スズゥキさん」と多くの方に日本語で話し掛けて頂いたりと、とても親日の人が多い事がとても嬉しかったです。
 ホテルの部屋でベッドをテーブルにKAVALANウイスキーを飲みながらの打ち上げ、貴重なお話とても楽しかったです。
 引率して下さった、エグゼクティブスペシャリストの宮内さんに長友局長、大会前に何度も連絡を下さったPBO委員の皆様、選手の皆様、台湾滞在中、優しく出迎え終日ご案内頂いた台湾協会の皆様には深く感謝致します。大変お世話になりました、ありがとうございます。



[ ニュース ] 2013年02月05日

 
 堀田 実希 選手が準優勝!!

 2012年12月2日、台湾・桃園県にて第15回台北ゴールデンカップカクテルコンペティションが開催されました。この大会は、飲料・サービスの総合コンクールになっており、クラシック部門、フレアテンディング部門、スピードミキシング部門、フルーツカッティング部門、コーヒーサービス部門、テーブルナプキン部門と、多種の競技会が同じ会場でそれぞれ開催されます。 エントリーする選手も、10代の学生さんからプロまで幅広く、クラス別に行われますので、選手数の多い大きな規模の大会でした。
 
 P.B.Oからは、2012年3月に開催されたカクテルフェスティバルにおいて上位入賞を果たされた4名(鈴木和行さん・渡邊 優さん・堀田 実希さん・澤木 良太さん)が出場しました。日本と異なる情況にもかかわらず、堂々として無駄のない演技を披露しました。
 デコレーションやジュースの仕込みなど、戸惑う場面もありましたが、どうにかスタンバイが終わって、いよいよスタート。

 台湾の選手が華やかで見映えする演技をしている中、P.B.Oの選手の凛としてスピーディーな演技は際立って見えました。観客席からも、競技スタイルの違いはあれ、美しい演技は映えることが分かりました。P.B.Oの選手の皆様は、素晴らしい演技を披露したと思います。
 

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その後は、他の部門のコンペティションを観戦して過ごしました。
 
 フレアテンディング部門は観客の熱心な声援で盛り上がっていました。特にタンデム部門が素晴らしいコンビネーションでした。 フルーツカッティング部門は、40分の制限時間で開催され、5~8種類のフルーツを巧みにカット、かなり手の込んだ作品が生み出されました。 コーヒーサービス部門は、ゲスト役の審査員4名からコーヒーのオーダーを受けて、サイフォンでコーヒーを淹れ、サーブするまでの手順の美しさと正確さが審査されていました。 テーブルナプキン部門は、その場で抽選された数種類の折り方と、オリジナルの折り方を時間内に仕上げる競技。スピードミキシング部門は、5種類のスタンダードカクテルを、速く正確な分量で仕上げるかが競われます。 観戦していて楽しい部門でした。
 
 昼食をはさんで約9時間、すべての競技会が終了しました。そして、いよいよ表彰式が始まりました。 部門ごとに上位入賞者が発表される度に、会場が大歓声に湧きます。
 そして、いよいよP.B.Oメンバーが出場したシニアクラスの発表。準優勝で、堀田実希選手の名前が呼ばれました!仲間たちが笑顔で見送る中、壇上へ。賞状とトロフィーが手渡され、堀田選手は満面の笑みで拍手に包まれました。優勝は、沖縄の選手が獲得されました。
 
 閉会式では、宮内エグゼクティブ スペシャリストがP.B.Oを代表して挨拶され、台北の皆様への感謝と、日本のカクテルコンペティションへおいでくださいとメッセージを贈られ、大きな拍手を受けました。 これまでの地道な交流が、だんだん実を結びつつあることを実感いたしました。
 
 次の日は、台湾唯一のウイスキー蒸留所、カバラン蒸留所と、台湾の名勝、九フンを訪問しました。カバランウイスキーは、数年前から話題になっており、スコッチを凌ぐ美味しさだと噂されている台湾初のウイスキーです。
 台北から車で90分、立派なゲストルームにご案内いただきVTRでカバランウイスキーのあらましを観た後、蒸留所内を案内されました。 操業4年だけに、設備は最新でした。ランタンヘッド型とホルスタイン型のポットスチルが併設されていたのが印象的でした。
 その後のテイスティングでは、トロピカルフルーツ系のフレーバーに皆が驚いていました。これからどんなウイスキーが出来るのか、本当に楽しみです。
 
 その後、九フンで観光した後、帰途につきました。最後の夜は、宮内エグゼクティブを囲んで今回の総括をしました。 宮内エグゼクティブから、台湾との交流の始まりからこれからの夢など、たくさんのお話しをお聴きしました。 選手のみなさんは、今回の大会への参加に対する思いを、新たにしたように思いました。 何よりも、宮内エグゼクティブの、若いバーテンダーへの優しさと熱い思いを感じる夜になりました。 酌み交わしたのは、もちろんカバランウイスキーでした。
 
 あっという間に過ぎた3泊4日の日程は、大会に懸ける選手のみなさんの熱気と、宮内エグゼクティブの温かいバックアップ、そして台湾で出会った方々からの心のこもったおもてなしによって、本当に素敵なものになりました。 特に、我々を快くアテンド下さったロジャー氏には、厚く御礼申し上げます。
 これからも、P.B.Oメンバーの皆様に、国際交流を通じて新しい体験をしていただけるように活動してまいります。
 3月に開催されるカクテルフェスティバルへのチャレンジは、その第一歩です。積極的にご参加いただきたいと思います!!
 最後に、今回の台北ゴールデンカップカクテルコンペティションに携わられた皆様へ、心より感謝申し上げます。
 
 
宮内誠エグゼクティブスペシャリストから皆様へのメッセージです。
 
「海外のバーテンダーと同じ舞台に立つ楽しさは、経験しないと分かりません。横浜と台北から始まった交流を、もっと広げられたら楽しいですね。 もっと多くのバーテンダーの皆さんに機会がやってくることを願っています。」



[ PBO 九州エリア, セミナー ] 2013年01月25日

P.B.Oの全国の皆様、九州エリアより、2013年もよろしくお願い申し上げます。
 
2013年、最初のスキルアップセミナーは、昨年のP.B.Oカクテルコンペティションにおいて優勝、M.V.Bを獲得された本間 勲氏と、P.B.Oチェアマン北村 聡氏のセミナーを開催しました。

本間氏からは、カクテルコンペティションの筆記、実技、接客の各部門についての対策法や、それぞれが普段の業務にどう生かされるかを、ご自身の体験を元に講義いただきました。
北村氏からは、洋酒にまつわる楽しいお話しをしていただきました。
 
これから全国を行脚されますので、詳しくは受講されてください!

終了後は、九州エリア新年会と題して、お二方との懇親会を開催いたしました。
 
2013年のM.V.Bを九州エリアのメンバーが獲得できますよう、応援しています!!