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[ コラム ] 3月-19-2009

 現在のロシア・ウォッカは多彩である。澄み切ってニュートラルなものから、やや甘くてまろやかなもの、香草で香りづけしたもの、リキュール・タイプのものなど幅が広い。

 輸出代表銘柄としては、ストリチナヤ(「首都の」の意味:アルコール度数40度)、ストロワヤ(「食卓の」の意味:アルコール度数50度)、ルスカヤ(「ロシアの」の意味:アルコール度数35度と40度)、モスコフスカヤ(「モスコーの」の意味:アルコール度数40度)、クレプカヤ(「強い」の意味:アルコール度数56度)などがある。

 無色透明なレギュラー・タイプ以外のウォッカは、フレーバード・ウォッカと総称される。リモナヤ(レモン果皮と糖分を配したもの)、スタルカ(「オールド」の意味:ナシやリンゴの新芽、ブランデーを配し、樽熟成したもの)、ズブロッカ(ズブロッカ草という香りの強い萱草のエキスを配合したもの)などが代表的だ。

 また、ペルツォフカ(赤唐辛子とパプリカを配したもの)というウクライナ共産国産のフレーバード・ウォッカなどが有名である。