その他のジンの話である。シュタインヘーガーはドイツの蒸留酒で、ジンの一種と位置付けられている。名前の由来は、誕生の地であるドイツ西部ヴェストファーレン(Westfalen)州のシュタインハーゲン(Steinhagen)という村名であるが、今はその他の州でも生産されている。
この製法は、まず生のジュニパー・ベリー(約20%程度の糖質を含む)を発酵させて単式蒸留機でスピリッツをつくる。同時にトウモロコシ、大麦麦芽でグレーン・スピリッツをつくる。この二つのスピリッツをブレンドしてさらに再蒸留したものが、シュタインヘーガーである。
ジュニパー・ベリーを最初から発酵させて使うので、おだやかな香味を持ち、オランダ・ジンとロンドン・ドライ・ジンの中間的な風合いを持っている。
冷凍庫で強く冷やしてビールとともに飲まれることが多いようだ。
注)ドイツ語およびフランス語特有の文字は一部省略して表記しています。