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[ PBO 九州エリア ] 8月-1-2013

 
今回、ボンベイ・サファイアが主催するWMIB 2013に参加させて頂きました。

大会名のWMIB とは「WORLD’S MOST IMAGINATIVE BARTENDER 」の略で、初日に国内を勝ち抜いた作品で競うローカル・コンペティションを行います。
その後、セミナーや見学を含めた現地での経験を基に、最終4日目に自身の作品をツイストした新たな作品を現地で作り、合計で競うというものです。

WMIB_1

幸運にも今回、随行することができましたので、その様子をレポートします。

5月11日

0時40分、WMIB 2013へと一路フィレンツェへ向けて出発しました。
メンバーは、バカルディ・ジャパン(株)の木原様、ボンベイ・サファイア・アンバサダーの長友氏、コンクールに出場する大阪・リーガロイヤルホテルの清家さん、NBA 代表のバー・万の吉富さんと私の5人でした。

 
5月12日

順調にフィレンツェに到着。多少のトラブルはありましたが、続々と空港に集まって来る各国のバーテンダーやスタッフの方々と挨拶を交わし、最初のコンクールが行われるイル・ボッロへ向かいました。
フィレンツェから南東へ車で1時間、フェラガモ・ファミリーが所有する田園リゾートがあります。ここが第1回目のコンクールの会場であり、初日の宿泊地です。
オープニング・レセプションのあと、ボタニカル・マスターのIvono Tonutti 氏のセミナーを受け、ローカル・コンペティションへと進みます。
日本代表である清家さんは、溌剌とした試技と、持ち前の明るさで英語でのプレゼンテーションを乗り切り、見事、この部門での優勝を果たしました。
その後、施設内のレストランで行われたディナータイムでは表彰式も行われ、清家さんの名前が呼ばれると会場は盛大な拍手に包まれ、各国の選手や関係者と大いに語り合い、楽しい一夜を過ごしました。

 
5月13日

午前中からTuscan Hills に登り、ジュニパーベリーの畑を見学。実際の生産者の話を聞き、色の違いや香り、味などを確かめ有意義な時間を過ごしました。

WMIB_2

午後からはフィレンツェ市内に場所を移し、中世の佇まいが残るルネッサンスの都を眺めつつ、全員で骨董市やデパートなどへ向かいます。
選手達は最終日のコンペティションを見据え、自分のイメージに合うグラスや道具類を熱心に探していました。
夜は市内のレストランで食事の後、バーへ向かい、選手達のお気に入りのカクテルなどが披露されました。

 
5月14日

朝から中央市場へ向かい、食材やフルーツ、お酒・チーズなど現地の物を見て回ったあと、ネグローニの権威、Luca Picchi氏のネグローニ・セミナーを受講しました。
めったに入ることの出来ないというポンテ・ベッキオの河岸で昼食を取ったあと、フォト・セッションを行う選手達と別れ、各国の関係者の方々と市内を観光、世界遺産の街を楽しみました。

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夜はレストランで食事の後、ウェスティン・ホテルの最上階でお酒を頂きましたが、翌日がコンペティションの選手達はどことなく落ち着かない様子で、早々にお開きとなりました。

 
5月15日

一足先に向かった選手達より遅れてコンペティションの会場のホテル、イル・サルヴィアティーノへと向かいました。市内から車で20分、高級別荘地・フィエゾーレに佇む、15世紀に建てられた邸宅を改装、現地でも話題のホテルです。

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すでに選手達は準備を始めており、私達も日本代表の清家さんを手伝いながらオープニングを待ちます。
午後4時30分、ボンベイ・サファイア・グローバルアンバサダーのRaj Nagra 氏のスピーチが始まり大会の幕が開けました。
7分間で2杯、英語でのプレゼンテーションをしながら作成します。

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どの選手も制限時間を忘れるほどの熱弁をふるい、充実した演技で観客を沸かせました。最後の競技者が終わると、オペラ歌手のカンツォーネが響くなか、皆で健闘を称えあい、乾杯!

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そして、最後のディナー、表彰式、パーティーへと進んでいき、3位入賞はならなかったものの日本代表の清家さんも存分に楽しみ、名残を惜しみつつ、4日間の日程を終えました。

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今回、私は、各国のバーテンダーやアンバサダーとの情報交換、実際に見て回ったジュニパーベリー畑、様々なセミナーなど、一生忘れ得ない貴重な体験をさせて頂きました。この経験を、これからの自身のバーテンダー人生に存分に活かし、そして、この素晴らしい大会に選手としてチャレンジできるよう頑張っていきたいと思います。
 
最後になりましたが、
このような素晴らしい機会を与えて下さった木原様をはじめバカルディ・ジャパン株式会社様、ボンベイ・サファイア・アンバサダーの長友氏、HBA の清家さん、NBAの吉富さん、本当にありがとうございました。
 

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新谷 彰教