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[ 千葉県支部 ] 9月-28-2008

遠壽院での一日修行

日時:平成20年9月28日 11時〜16時30分
場所:遠壽院
参加人数:8名

・座禅・写経・唱題行・水行(男性のみ)

遠壽院での一日修行


[一日修行後の感想  会員 八角雄亮]

 まず止観行といわれる座禅の行では、住職から日蓮宗に伝わる仏教流のストレッチのような簡単な準備体操を教えていただき、次に2人1組になり、1人が後ろから前の人の目を覆い隠し、前の人の目を見えなくさせて堂内を歩き回るという一見不思議な行を行いました。
 いざ座禅では30分から40分安座の状態で、両手をへその下で組み、目は半眼の状態で行ないました。印象的だったのは、“喝”を入れていただくのが自己申告制だったことと、心を無にしようとすればするほど、雑念が生まれてくるということでした。
 次に写経では、硯で墨を磨り、心を鎮め、穏やかな気持ちで法華経法便品という短めの経を写しました。
 そして、唱題行という実際に声に出して経を唱える行を行ないました。普賢神呪というリズミカルな経と、‘南無妙法連華経’を唱える2種類を40分弱、腹の底から声を振り絞り経を唱えました。
 最後に水行ですが、これだけは男性のみの行となり、水行堂で男性参加者と住職とで裸になり、‘南妙法連華経’と唱えながら自ら桶に汲んだ水をかぶるという行でした。最中は正直、気が遠くなりかけましたが、行を終え、服を着ると、身体の内側からぽかぽかと温かかったのが印象的でした。
 以上4つの行で今回の修行は終わりになりましたが、住職のお話の中で、“行”も静と動のバランスが大事とおっしゃっていて、ステアとシェイクが咄嗟に頭に浮かんだのは私だけではないはずです。時間の流れまで違うような、普段絶対に味わえない貴重な体験をさせていただいたと感じています。
 今回ご協力いただいた遠壽院住職ならびに精進弁当を作ってくださった奥様、この場を借りまして厚く御礼申しあげます。合掌

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